5.組織能力構築能力 – guts-consultant
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5.組織能力構築能力

この記事は、日本経済新聞社から出版している“MOT[技術経営]入門(延岡健太郎著)”を読んで、自分なりに整理し、意見を述べたものです。

組織能力が競合企業に真似されない要因を考えてみます。本書では、真似をされない条件として3点あげています。

①組織能力の中身が複雑で理解しにくい

②真似されない組織をつくり上げるのに時間がかかる

③組織の能力の中身が時間の経過とともに強化される

最後の③が組織の成長をあらわしており、継続的に組織を強化できる能力が「組織能力構築能力」となります。組織能力が一時期良くても成長が止まってしまったら、競合企業に追い付かれてしまいます。競合企業との優位性を確保し続けるためには常に組織を成長させる能力を持つ必要があります。

日常の事業活動の中で、いろいろな課題解決や他組織との交渉など、プロジェクトの目標を達成するためにヒトは努力しアウトプットを出します。その努力のプロセスとアウトプットを蓄積し、組織内メンバーへ共有をすることによって組織全体を強くすることができます。それを継続することによって、他社が真似できない独自の組織となります。

では、具体的にどうすればよいのでしょうか。ここでキーとなるのはマネージャーでしょうね。マネージャーがメンバーを束ねて、個人の力を組織の力に変える裁きをすることが大事ですね。最近、業績優先や業務多忙でメンバーの能力成長まで考えながら行えるマネージャーが少なくなってきたと感じます。短期的な成果を追うのではなく、長期的な成果を追える組織風土になると良いですね。組織能力構築能力は非常に大事ですね。

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